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「フコキサンチン」の機能性表示食品受理-内臓脂肪・体重低下作用による高めの BMI 改善-/オリザ油化

オリザ油化株式会社(愛知県一宮市)は、2008 年に業界に先駆けて抗肥満作用を訴求したコンブ由来フコキサンチンを上市したフコキサンチンのパイオニア企業である。フコキサンチンには、脂肪組織のミトコンドリア内膜に特異的に存在し内臓脂肪中で脂肪を熱に変化する脱共役タンパク 1(UCP1)を活性化させることによる抗肥満作用が知られている。北海道大学の宮下教授らは、肥満モデルマウスにおいて脂肪蓄積抑制効果や内臓脂肪中の UCP1 発現増加を報告している。

また、「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業(農研機構・生研センター平成 18~22 年度)」において,神戸大学大学院農学研究科金沢教授や株式会社小倉屋山本、株式会社日本食品開発研究所と協力し、独自の高度な天然物抽出精製技術を開発し、褐藻類から高濃度フコキサンチンを抽出することに成功している。さらに由来原料を微細藻類としたフコキサンチンである「FucoRex®(フコレックス®)」を 2017 年に上市しており、これまでに日本のみならず、世界中の一般食品・健康食品メーカーに販売をしている。

この度、同社では機能性関与成分をフコキサンチンとして、内臓脂肪・体重低下作用による高めの BMI の改善作用を有する研究レビューをまとめ、同成分を配合した機能性表示食品の届出が受理された(届出番号:G1329)ことを発表した。

現在、同社ではフコキサンチン 3.0%以上を規格した「FucoRex®(フコレックス®)-3」とフコキサンチン 1.0%以上を規格した「FucoRex®(フコレックス®)-1」を上市している。届出が受理された製品は「FucoRex®(フコレックス®)-3」を使用し、機能性関与成分のフコキサンチンが 1 粒あたり 3 mg 配合されており、表示しようとする機能性として、「本品にはフコキサンチンが含まれます。フコキサンチンは肥満気味の方のおなかの脂肪(内臓脂肪)や体重の減少をサポートし、高めの BMI を低下させる機能が報告されています。本品は肥満気味の方、BMI 値が高めの方に適した食品です。」としている。科学的根拠は、機能性関与成分であるフコキサンチンの経口摂取が内臓脂肪、体重および高めの BMI の改善に及ぼす影響についてシステマティックレビュー(SR)を行った結果である。SR に採用した RCT の臨床論文は、同社で実施した BMI25 以上の日本人成人男女を対象にフコキサンチンの継続摂取による抗肥満効果や痩身効果を評価したランダム化二重盲検比較試験である。1 日あたり 3 mg のフコキサンチンを継続摂取することに
より、肥満気味の方の内臓脂肪・体重を減少させ、高めの BMI を改善することが示されている。

機能性表示食品として流通している多くのダイエット素材と同様に「おなかの脂肪や体重の減少サポート」「高めの BMI の改善」が謳えることはもちろん、微細藻類由来のFucoRex®(フコレックス®)は、従来のコンブやワカメなどの海藻由来のフコキサンチンより安価に提供できることが強みである。さらに、フコレックス®の原材料である微細藻類は閉鎖系において大量培養されているため、水質汚染や農薬等の心配が一切なく、天候や環境変化の影響も少ないため通年での持続的な安定供給が可能である。微細藻類は次世代バイオマス原料としても注目が集まっており、弊社としても SDGs への取り組みを行っている原料の 1 つでもある。

今回の届出受理により、同社では尿酸値低下を謳うルテオリンを機能性関与成分とする菊の花エキスをはじめとする 10 素材 15 ヘルスクレームの機能性表示食品対応素材の1 つとして提供可能となった。今回の届出受理を機に、ダイエットについて訴求した機能性表示食品に興味ある潜在顧客への積極的な提案を行っていく予定である。

【詳細は下記URLをご参照ください】
オリザ油化株式会社  2022年4月21日【PDF】発表
オリザ油化株式会社  公式サイト

2022年04月25日 19:38

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