ハーブ含有食品の糖化ストレス抑制作用をヒト臨床試験で確認/アークレイ 【プレスリリース】

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ハーブ含有食品の糖化ストレス抑制作用をヒト臨床試験で確認/アークレイ

アークレイ株式会社は、「第18回日本抗加齢医学会総会」(2018年5月25日~27日・大阪市)にて、 混合ハーブ含有食品の糖化ストレス抑制作用について発表しました。

糖化ストレス※1により糖化最終生成物(AGEs)※2が増加すると、加齢に関係する疾患が進行することが知られています。体内に蓄積したAGEsを減少させる方法を検討し、その作用を有するハーブを組み合わせたエキスを用いてヒト試験を実施しました。

結果、糖化ストレスに関連する項目が低下するとともに、インスリン抵抗性※3や美容、肝機能項目の改善も確認されました。

アークレイは、「抗糖化」を目的にカモミールドクダミ、セイヨウサンザシ、ブドウ葉を混合したハーブエキス「AGハーブMIX」を開発し、2006年より販売しています。同研究で得た3種類のハーブ含有食品についても、糖化抑制作用を促す新素材として、近く製品化します。

■研究発表の概要
演題名 : ハーブエキス含有食品の糖化ストレス抑制作用
発表者 : 湯浅英司 (アークレイ株式会社 からだサポート研究所※4)
発表日 : 5月25日(金) 16:40~17:20(ポスターセッション)

■研究内容の要約
アークレイは、これまで糖尿病合併症あるいは老化因子の一つとして糖化(メイラード反応)※5をとらえ、抗糖化作用を有する天然物のスクリーニングを行ってきました。このたび「AGハーブMIX」に次ぐハーブエキス含有食品(フェヌグリーク、フェネル、ハイビスカス)に、体内に蓄積したAGEsを減少させる可能性があることを見出し、ヒト臨床試験を実施しました。

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蓄積したAGEsを減少させる方法として、1)生体内の酸化蛋白質分解酵素(OPH)を増強してAGEs化蛋白分解作用を促進させる、2)直接AGEsの架橋に作用して切断させる、ことが考えられますが、上記のハーブエキスにその可能性があることをin vitro試験※6で見出し、昨年の本学会で発表しました。

同研究では、皮膚AGEs沈着量の多い中高年(40~64歳)の女性を対象として、上記3種のハーブを熱水抽出したエキス粉末の摂取試験を100mg/day群、300mg/day群で実施しました(各群12名ずつ)。

摂取期間は12週間とし、摂取前、摂取6週間後、12週間後に理学的検査、血液検査、尿検査、皮膚検査および問診を行いました。結果、糖化ストレス関連項目ではAGEsのひとつである血漿ペントシジンおよび空腹時血糖が両群で有意に低下しました。また美容関連項目ではシワで有意に低下したほか、肝機能5項目で有意な低下が認められました。

なお、同発表内容は同志社大学 生命医科学部 糖化ストレス研究センター 八木雅之教授らとの共同研究成果です。

( 今後の展望 )
アークレイは、今後も糖化ストレス抑制に関する新たなエビデンスを取得していきます。また今回得られた知見を活かし、新たな機能性食品素材の研究開発を進め近く発売する計画です。アークレイは今後も人びとの健康や美容、エイジケアに貢献します。

■語句解説
※1
還元糖やアルデヒド負荷による生体へのストレスと、その後の反応を総合的にとらえた概念です。主に糖化による悪影響を指します。

※2
糖化によって最終的に生成する物質の総称。ペントシジンやカルボキシメチルリジン(CML)など多くの化合物があります。

※3
血中にインスリンが通常濃度あっても、血糖値が下がりにくい状態を「インスリン抵抗性がある」といいます。その指標であるHOMA-IRは空腹時血糖値とインスリン濃度から計算され、数値が大きいほどインスリン抵抗性が強くなります。

※4
「からだサポート研究所」はアークレイグループにおける機能性食品素材の研究開発・販売会社です。

※5
加齢や糖尿病の進行に伴って起こる糖とタンパク質との化学反応の一つで、近年、老化危険因子のひとつとしても考えられています。

※6
「試験管内試験」を意味します。


【詳細は下記URLをご参照ください】
アークレイ株式会社   2018年5月28日発表
アークレイ株式会社  ホームページ

2018年5月29日 11:00 [研究報告]
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