ドライアイに対するシクロスポリン点眼薬の費用対効果は高い 【海外ニュース】

ドライアイに対するシクロスポリン点眼薬の費用対効果は高い

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免疫抑制薬のシクロスポリンを含む点眼薬は、他の治療法に反応しないドライアイ(眼乾燥)症候群に対して費用対効果の高いことが、新しい研究によって示唆された。シクロスポリンは、関節炎や乾癬の治療、臓器移植時の拒絶反応の軽減などに用いられる。

ドライアイは高齢者の15~34%にみられる。ドライアイ患者では、そうでない人に比べて読書や専門的な仕事、コンピュータ使用、テレビ観賞や車の運転が困難となる。医学誌「Archives of Ophthalmology(眼科学)」2月号に掲載された今回の研究は、米ペンシルベニア大学(フィラデルフィア)医学部のMelissa M. Brown博士らが、米アラガンAllergan社の資金提供を受けて実施したもの。

同氏らは、従来の治療法に反応しない中等度から重度のドライアイ症候群患者に、シクロスポリン0.5%エマルジョン(乳濁液)を含む点眼薬を投与した。その結果、シクロスポリン点眼薬投与群の生活の質(QOL)は、潤滑剤のみを含む点眼薬を投与した群に比べて4.3%、無治療群に比べて7.1%改善した。

シクロスポリン点眼薬にかかる直接医療費は総額1,834ドル(約16万9,000円)であった。ただし、治療を受けた労働者の24.5%では生産性が完全に回復し、治療による利益は1,236ドル(約11万4,000円)と推計され、正味(net)費用は差し引き598ドル(約5万5,000円)であった。

シクロスポリン点眼薬投与の社会的費用は、潤滑剤点眼薬の単独投与に比べて、生活の質で調整した生存年数(質調整生存年数:QALY)あたり3万4,953ドル(約321万6,000円)多かった。Brown氏らによれば、これは一般に費用対効果が高いとされる従来基準の5万ドル(約460万円)/ QALYを十分に下回るという。(HealthDay News 2月10日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=623904
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2009年2月27日 10:34 [薬剤情報]

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