一次医療で専門医を受診する患者が増加 【海外ニュース】

一次医療で専門医を受診する患者が増加

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従来、プライマリケア医が行っていた日常的かつ予防的治療を、専門医が行う頻度が増えていることが、新しい研究によって明らかにされた。医師自身の報告に基づく、全米でサンプル抽出された2万5,000件以上の外来受診において、専門医受診の約半数が日常的治療や予防的な治療を目的としていたという。

米医学誌「Annals of Family Medicine(家庭医学)」3/4月号に掲載された研究で、英マンチェスター大学のJose M. Valderas博士らは、麻酔学専門医、病理医、放射線医を除く、内科、外科、産科婦人科、精神科など多数の専門医のデータを検討した。

全米外来医療調査(NAMCS)における2年間の外来受診のデータをレビューした結果、専門医受診患者の46%はすでにその専門医の診察を受けており、ルーチンの経過観察や予防的な治療のために再度受診していることが判明した。紹介受診は3分の1以下で、専門医を受診した患者の4分の3は同じ医師を再受診していた。

米セントジョン・マコームオークランドSt. John Macomb-Oakland病院(ミシガン州)のSam Awada博士は「問題は、専門医が一次医療の標準的な治療法を知っているとは限らないことである。家庭医と専門医間で容易に連携が可能となる必要がある」と指摘している。

米ニューヨーク大学ランゴンLangoneメディカルセンターのMarc Siegel博士は「米国の医療は専門化の方向に向かっているが、費用対効果が低いことは明らか。専門医が特に関与する必要のない治療はすべてプライマリケア医が行うことができ、また行うべきである」と述べている。

同誌に掲載されている別の研究では、家庭医による出産前の胎児検診も10年前より減少していることが判明。出産前の家庭医受診は、10年間で約12%から6%強に減少し、都市部以外では約39%から13%とさらに大きく減少していた。胎児検診で家庭医を受診する母親は、大都市部以外に居住し、メディケイド(低所得者に対する公的医療保障)の対象であり、若齢層(24歳未満)か年齢が高い層(30歳以上)である傾向がみられた。(HealthDay News 3月10日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=624894


2009年3月25日 10:17 [医療全般]

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