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高知県立牧野植物園と植物資源に関する共同研究契約を締結/小林製薬

小林製薬株式会社は、公益財団法人高知県牧野記念財団と5月23日、植物資源から有用素材を探索しその素材の栽培研究を行い、新製品開発につなげるための共同研究契約を締結しました。

1. 契約締結の背景と目的
小林製薬は、人と社会に素晴らしい「快」を提供するという経営理念のもと、世の中にない製品の開発に注力してまいりました。芳香消臭剤、一般用医薬品、オーラルケア、栄養補助食品、スキンケアといった幅広い領域において製品を提供しています。

一方、牧野植物園は、薬用植物について国内有数の業績と資源を有し、野生植物の調査・収集・保存、分類や分析等の研究活動および植物資源の栽培と開発研究に取り組んでいます。

そこで今回、牧野植物園が有する植物資源および栽培技術と、同社の研究資産を提供し合い、植物資源から有用素材を探索し見出した素材の栽培研究を行うことで、新製品開発に活用することを目的とし、共同研究を実施することにいたしました。

2. 共同研究の概要
本共同研究を通して、牧野植物園が有する植物エキスのライブラリーをさらに拡充し、その薬理活性を幅広く評価し、有用素材を探索します。そこで見出した有用性の高い植物の栽培条件、栽培環境、成分分析、有効性・安全性検討、植物の健康状態の評価研究など栽培研究を行うことで、新製品開発につなげてまいります。

3. 牧野植物園について
高知県出身「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰するため、博士逝去の翌年、1958年4月に高知市の五台山に開園しました。起伏を活かした約6haの園地には、博士ゆかりの野生植物など約3,000種類が四季を彩り、自然の中で植物に出会う喜びを感じていただけます。収集植物の多くは採集地が明らかで、観賞や観察の対象のみならず「生きた標本」として植物研究に重要な情報をもたらしています。

1999年には、園地面積を拡張し、植物に関する教育普及と研究の拠点となる「牧野富太郎記念館」を新設。世界に認知される植物園を目指した国際的な活動を開始しました。研究活動では、2003年に文部科学省の研究機関指定を受け、ミャンマー政府やソロモン諸島国、タイや中国の植物園などとの研究協力関係を樹立し、独自の海外学術調査を展開するほか、資源植物の探査研究の取り組みを活発に行っています。

さらに、2008年、南園に東洋の園芸植物を観賞いただける「50周年記念庭園」が誕生。2010年には、温室がリニューアルしました。植物園の役割である研究・教育普及・憩いの場のすべてを備えた総合植物園として歩み続けています。

4. 小林製薬について
小林製薬は、「“あったらいいな”をカタチにする」というブランドスローガンのもと、世の中にない新しい製品を作り続けてきました。

常にお客様の立場に立って、お客様が困っていらっしゃること、それを解決する手段を考え続けています。また、お客様に喜びを感じていただくために、本当に効果を実感でき、満足していただけるモノづくりにこだわっています。

本共同研究を通じた取り組みにより研究基盤の強化を図り、新製品の開発にさらなる注力をしてまいります。

以上

【詳細は下記URLをご参照下さい】
小林製薬株式会社 2016年7月19日発表
小林製薬株式会社
高知県立牧野植物園

2016年07月19日 15:36

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