株式会社カネカは、同社連結子会社であるカネカ食品販売株式会社、東京カネカ食品販売株式会社、東海カネカ食品販売株式会社、九州カネカ食品販売会社の4社を2013(平成25)年7月1日付で統合させることを決定しました。具体的にはカネカ食品販売株式会社を存続会社とし、東京カネカ食品販売株式会社、東海カネカ食品販売株式会社、九州カネカ食品販売株式会社の3社を消滅会社とする吸収合併方式で行います。これに合わせて、存続会社であるカネカ食品販売株式会社の社名をカネカ食品株式会社へ変更します。
同社の食品事業は連結売上高が年間1,300億円を超える同社最大規模の事業であり、加工油脂事業・パン酵母事業・生地改良剤事業など製パン・製菓向け材料の生産販売を主軸に、スパイス事業・冷凍パイ生地事業など幅広い製品群を市場展開してきました。その展開においては、主要な販売チャネルとして日本全国を4地域に分け販売会社を設置しております。これら4つの販売会社は、それぞれの地域に根付いた営業活動をベースとしながら、同社が生産する製パン・製菓向け材料等の販売やその周辺領域の原材料の仕入販売を行い、同社食品事業の中核企業として重要な機能を果たしてきました。
しかしながら、食品業界を取り巻く環境は、需要・市場構造の変化・原料高騰・嗜好の多様化・安心安全への要求の高まり等、急激に変化しております。このため、同社食品事業部門(販売会社4社、製造販売会社4社、製造会社2社)におきましても、製造・研究・販売・物流・購買などのあらゆる領域での基盤の強化をグループとして進めてきております。
4販売会社を統合することによって、年商1,000億円規模の製パン・製菓向けを主体とした原材料問屋が誕生することとなります。この規模を基盤として、同社技術による差別化された製品や豊富な仕入品などの総合力、全国営業・物流拠点を強みとして更なる拡大を目指すとともに、食品加工の新たな素材提供も拡充していきます。これによって同社食品事業グループの事業拡大戦略における中核企業としての位置づけを更に強固なものとし、徹底した競争力強化を図ります。また、統合によりこれまで4販売会社それぞれが強化してきた経営資源を集約し、業務運営の効率化と営業・物流・購買・技術開発の各機能強化を図ると共に、IT技術の活用による情報システムネットワークを構築し、お客様の様々なニーズにスピーディーに応え、全国どこでも必要な時に、必要なものを必要なだけ、お届け出来る体制と全国の市場情報のネットワークの拡充を目指します。
新会社は「驚きの、おいしさのそばに、いつも。」というビジョンステートメントを掲げ、お客さまに、驚きのある美味しい食品素材を届けるスペシャリティ・ホールセラーを目指し、新たな食文化の創造に貢献します。
(新会社の概要)
名称 : カネカ食品株式会社
本店所在地 : 東京都新宿区西五軒町13番1号
代表取締役社長 : 佐々木 伸也(7月1日就任予定)
資本金 : 2億円
株主 : 株式会社カネカ(100%)
(合併当事会社の概要)
(1)存続会社
名称 : カネカ食品販売株式会社
本店所在地 : 大阪府摂津市鳥飼西五丁目1番8号
代表取締役社長 : 江崎 芳男
資本金 : 50百万円
株主 : 株式会社カネカ(100%)
(2)消滅会社
名称 : 東京カネカ食品販売株式会社
本店所在地 : 東京都新宿区西五軒町13番1号
代表取締役社長 : 網干 雄三郎
資本金 : 50百万円
株主 : 株式会社カネカ(100%)
名称 : 東海カネカ食品販売株式会社
本店所在地 : 愛知県春日井市春日井上ノ町字割畑47番1号
代表取締役社長 : 岡田 博之
資本金 : 50百万円
株主 : 株式会社カネカ(100%)
名称 : 九州カネカ食品販売株式会社
本店所在地 : 福岡県福岡市博多区上牟田一丁目9番17号
代表取締役社長 : 江崎 芳男
資本金 : 20百万円
株主 : 株式会社カネカ(100%)
※詳細は下記URLをご参照ください
◎株式会社カネカ 広報室 2013年5月13日発表
http://www.kaneka.co.jp/service/news/130513