健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

生コーヒー豆エキス(抗肥満素材)で機能性表示食品届出受理/オリザ油化

オリザ油化株式会社(愛知県一宮市)は同社「生コーヒー豆エキス」について、これまで届出者を同社として、機能性表示食品へ届出をしていたが、消費者庁への届出の受付が完了したことを発表した。(届出番号:E819)また、コーヒー生豆由来クロロゲン酸類を関与成分とした機能性表示食品はで既に届出がなされているが、抗肥満訴求は同社が初であり、同社としても抗肥満素材の届出は初。

SR は、クロロゲン酸類を含有するコーヒー生豆エキスについて、BMI が正常高値(23 以上 25 未満)及び、肥満 1 度(BMI25 以上 30 未満)の被検者における体重低減に関する文献調査を実施した。最終的に 2 件の臨床論文に絞り込み、評価の結果、コーヒー生豆エキスの摂取によりプラセボ群と比較し、BMI で-0.55kg/m2の改善がみられることがわかった。また、有意な改善がみられる摂取量は同社の生コーヒー豆エキス-P として、400mg/日と算出。届出したヘルスクレームは「本品にはコーヒー生豆由来クロロゲン酸類が含まれます。コーヒー生豆由来クロロゲン酸類には肥満度を表す体格指数(BMI)が高めの方の BMI を軽減することが報告されています。」とした。

同社の研究で生コーヒー豆エキスを配合した飼料をマウスに摂取させ、脂肪燃焼代謝のβ-酸化に寄与するミトコンドリア分画のカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ(CPT)活性を測定した結果、用量依存的な CPT 活性の促進が明らかとなっており、生コーヒー豆エキスには脂肪燃焼を促進する効果があることを明らかとしており、さらに、脂肪吸収抑制作用、脂肪蓄積阻害作用(3T3-L1 脂肪細胞分化抑制)、脂肪分解促進作用も併せて効果があることも明らかにしている。2003 年には上記効果を訴求した生コーヒー豆エキスを上市し、これまでに日本のみならず、世界中に販売をし、数多くの採用例がある。さらに、2004 年には「生コーヒー豆エキスのダイエット組成物」という名称で国際特許を出願し、日本の他、米国、欧州及び中国にて、それぞれ 2010 年 4月、2014 年 8 月、2011 年 9 月、2010 年 6 月に特許権を取得している。

又、同社の生コーヒー豆エキスは水溶性が高く、飲料にも適していることから、大手飲料メーカーのコーヒー飲料への採用事例も多く、過去には、ネスレ日本社「ボディーパートナー」、ユーシーシー上島珈琲社「Blackshot」、ジェイティ飲料社「Roots」へ実績がある。そのため、打錠・カプセルのみならず、飲料での機能性表示食品の届出を目指す企業へ提案を積極的に行っていく予定である。

【詳細は下記URLをご参照ください】
オリザ油化株式会社  2020年5月13日【PDF】発表
オリザ油化株式会社  公式サイト

2020年05月15日 11:46

関連記事