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高血圧治療をサポートする医療機関向け血圧分析サービスを開始/オムロンヘルスケア

20120510_r01.jpgオムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:宮田喜一郎)は、ITを活用して、家庭血圧を医師に簡便・詳細に伝えることによって、高血圧の治療をサポートする医療機関向けの血圧分析サービス「Medical LINK(以下メディカルリンク)」を5月10日よりスタートします。

同時に、家庭で測った血圧データを自動的にサーバーに転送する3G通信対応の*1血圧計「オムロン 自動血圧計 HEM-7251G(以下、3G血圧計)」を発売します。

日本の高血圧患者は約4,000万人と言われていますが*2、そのうち少なくとも一度来院した患者は約40%、継続して通院している患者は24%、降圧目標を達成している患者にいたっては、13%にとどまっています。

高血圧治療には、家庭での継続的な血圧測定が欠かせませんが、毎日の測定データを血圧手帳に記載し、通院時に持参することのわずらわしさや、せっかく記入・持参しても医師に良く見てもらえないなどの不満が、患者の通院継続を妨げています。一方、医師は、限られた診療時間の中で、いかに血圧データを評価し、患者の通院継続につながる効果的な診療を行うかが課題となっています。

このたびスタートする「メディカルリンク」は、高血圧分野の専門家の監修のもと開発した医療機関向けの血圧分析サービスです。

患者が家庭で測定した血圧データがメディカルリンクのサーバーに送られると、ガイドライン*3に基づいて家庭血圧の推移や朝晩それぞれの平均値等を算出。血圧手帳では読み取れなかった特徴を、様々なグラフでわかりやすく医師のパソコンに表示し、診療の最適化をサポートします。
変動幅もわかりやすく数値で表示されるので、患者とのコミュニケーションも深まります。また患者は、通院時に「医師に詳しく診てもらえる」という満足感を得ることで、血圧測定や通院継続のモチベーション向上につながります。

 さらに、同時発売の3G血圧計は、測定するたびに結果をサーバーに自動転送するので、患者はパソコンを使うことなく、毎日の家庭で測った測定データを、簡単に送ることができます。これにより、血圧手帳に毎日の測定結果を記入するといった手間が省け、負担が軽減します。

同社では、初年度で3G血圧計を利用したメディカルリンクサービスの利用者数1万人を目指しています。

*1 「3rd Generation(第三世代)」と呼ばれるモバイルネットワーク通信(携帯電話回線)。当商品では、NTTドコモのFOMA®を利用。※FOMA®は株式会社NTTドコモの登録商標です。
*2 NPO日本高血圧改善フォーラム調べ(2012年)
*3 「家庭血圧測定の指針 第2版」(日本高血圧学会学術委員会家庭血圧部会編集:2011年9月11日)

※リリースの詳細は関連資料をご参照ください

【関連資料】
◎リリースURL/PDF
http://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/detail/192

◎オムロン ヘルスケア株式会社:公式サイト
http://www.healthcare.omron.co.jp/

2012年05月10日 10:46