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ヤクルト中央研究所に新しい食品研究棟が完成

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株式会社ヤクルト本社(社長 堀 澄也)では、中央研究所(所在地 東京都国立市谷保)に、新しい「食品研究棟」を完成いたしました。

  新しい「食品研究棟」は、プロバイオティクスやシンバイオティクス※研究において、食品素材から商品化までの一貫した研究開発機能と商品発売後のフォローならびに国内外工場への技術支援機能を有しています。

また、各研究室に設置した主要実験研究機材では対応出来ないプロジェクト課題や共同研究に対して、機動的に取り組むことが可能な多目的実験室を設けています。

これにより、中央研究所では、研究開発のスピードアップと商品開発力の強化を図り、より一層、品質・安全性保証を重視した研究開発活動を推進します。

 ご参考:中央研究所の概要

中央研究所は、1967年にプロバイティクス研究施設として国立市谷保に設立されて以来、予防医学的見地から人の健康に役立つ食品や医薬品、化粧品の素材開発と利用に関する研究を行っています。

設立当時から、プロバイオティクス食品の研究開発棟として本館(3階建て/延床面積3,617㎡)を使用してきましたが、建物の老朽化対策や研究開発のスピードアップと商品開発力の強化を図るために、今回、同じ敷地内に新食品研究棟(5階建て/延床面積8,104㎡)を建設しました。また、既に安全性試験研究棟の改修増築とエネルギー棟の新設も終了しています。

今後は、本館の撤去および植栽工事を行い、近隣の自然と調和し環境対応に優れた 「森の中の研究所」としての整備をすすめていきます。一連の工事終了予定は、2010年3月で、総費用は約92億円を見込んでいます。

 ※プロバイオティクスとは、「腸内細菌のバランスを改善することにより、宿主(人など)に有益な作用をもたらす生きた微生物のこと」です。

このプロバイオティクスと腸内の善玉菌の増殖を助ける物質(ガラクトオリゴ糖など)を合わせて利用する手法が、シンバイオティクスと呼ばれています。

2009年06月30日 20:09

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