三菱ケミカル株式会社は、同社が参画する微細藻類を利用した事業モデルの実証研究プロジェクトが、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の公募事業「バイオジェット燃料生産技術開発事業/微細藻バイオマスのカスケード利用に基づくバイオジェット燃料次世代事業モデルの実証研究」に採択されましたこと。
同プロジェクトは株式会社ユーグレナ、株式会社デンソー、伊藤忠商事株式会社と共同で行うものです。微細藻類は光合成により二酸化炭素を吸収することからカーボンリサイクル技術の一つと位置づけられており、NEDO は地球温暖化防止対策としてバイオジェット燃料の普及を推進しています。同プロジェクトは、その原料となる微細藻類を安定的に大量培養する技術の確立を目的としており、実用化に向けた規模での実証事業を行っていきます。
同社は同プロジェクトの中で微細藻類の回収技術高度化を担っており、これまで培ってきた膜分離技術を活用し、現在主流となっている遠心分離法よりも効率的で低コストの回収・濃縮技術の確立を目指します。また、ろ過濃縮試験については学校法人中央大学とも連携していきます。
同社は、同プロジェクトを通じて膜分離技術を用いた微細藻類の濃縮・分離プロセスを確立することで、「CO2 削減」「炭素循環」「食糧・水」などの社会課題解決に貢献します。
■同プロジェクトの概要
【詳細は下記URLをご参照ください】
・三菱ケミカル株式会社 2020年10月5日【PDF】発表
・三菱ケミカル株式会社 公式サイト